桃源郷ジャズ日記その203(ひとりよがりのものさし)


土曜の朝。地震で起こされた。

昨日遅くまで糸ドライブと格闘していたから寝ぼけて下にあわてて降りていったが、

家族も物も何事もなく落ち着いていて安心。

先日、Fさんに昔、芸術新潮で連載していた「ひとりよがりのものさし」の本を貸していただいた。

骨董とは少し外れたところで作者の眼にとまったものを一点一点紹介している。

連載当時は楽しみで芸術新潮を購読していた。それが一冊になっているなんて知らなかった良い本です。

上の写真はそんな気分で撮った苔玉。最近はこの台?の上が定位置になっている。

この台は僕が茶杓を削るときに使ってるもの。使い込まれて良い味になっている?

竹を押さえやすいように角材がつけてあるのだがなんか良い感じ。

奥さんがこの上に苔玉を置きだして似合っているからそのままにしてある。

 

糸ドライブプレーヤーのモーターが届いた。

矢崎さんが40cmのターンテーブルに合わしてつくってくれた。とても感謝。うれしいです。

ガラードで回すのと違って、とてもなめらか、音がすっと自然に立ち上がる。

やっぱりガラードからも糸を伝わって振動を拾っていたんだなと、こちらに変えると良く分かる。

今までよりも気配が伝わる。

オープンリールテープレコーダーのモーターを使っていてとてもしっかりしている。

こういうところが音に反映しているのだろう。

そして問題はこの糸。医療用の糸だそうで細い番手を二重にして使っている。

今まで色々試した中でこれが一番良いそうだ。

さすがに僕が前に使っていた凧糸(それと比べるのも何だかだが)と違ってぶれもなく何のストレスもなく回る。

こんなに細いのにとても強い。(真ん中に写っているのがそう)

糸の結び方もご教授いただいた。一番抵抗が少なくほどけない結び方。

いきなり究極の糸にたどりつくのも抵抗があるが(まあその前に凧糸を試しているから)

これも伝授されたノウハウとして・・・

こういった先人の知恵(文化だと思う)はきちんと伝えていかなければ。

それやなこれやで昨晩は、高さの調整やら、糸のかけ方に悪戦苦闘。

でももう大丈夫スムーズにできるようにコツをつかみました。

それにしても糸ドライブプレーヤーの佇まいってとてもプリミティブ。

プリミティブなだけにそこに知恵と工夫がいかされているのだと感心しました。

はたから見ればどうでも良いことなのだろうけどそこに自分の「ものさし」があるから大切なことなんだよね。

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