寒くなってくるとますます美味しいあったかぽかぽかの料理。
体の芯からあったまるスープに焼き立てふかふかのフォカッチャで、寒さを吹き飛ばしましょう。
秋はきのこが美味しい季節。森ではさまざまなきのこが顔を出し、お店にもたくさんの種類が並びます。
「きのこはビタミンや食物繊維が豊富で、ボリュームがあるのに低カロリーのうれしい食材。それにデトックス作用もあるんですよ。秋はきのこがとても美味しいので、ぜひたっぷりと味わってください」とマイマイもおすすめです。
きのこ料理の中でも「マッシュルームを生で食べるのと、しいたけを焼いたのが好き」というシンプル派のマイマイですが、ほかにも炒めたり、焼いたり、煮込んだり、汁物に入れたりと、さまざまな種類をいろいろな料理で味わっているそうで、今回のレシピではフォカッチャの具材に使っています。
「きのこはいろんな調理方法で美味しく食べられる優秀な食材です。わが家では和え物にもよく使います。和え物の時は焼いた方が旨味がギュッと凝縮されて美味しいですよ。それから油との相性も抜群なんです。油で炒めると量もたくさん食べられます」と次々と料理が浮かんできます。
そんな万能食材のきのこを調理する時のポイントを聞くと、「洗わないでください。洗うと旨味や風味が逃げてしまいます。水を使わずに、ペーパータオルなどで軽くふいてきれいにしてから調理してください」とのこと。
いつもの料理に加えるだけで手軽に美味しく食べられるきのこ。今夜の食卓に加えてみませんか?
鶏とレンズ豆のジンジャーレモンスープ
材料
鶏胸肉(400gくらい) 1枚
レンズ豆 150g
玉ねぎ 1個
レモン 1/2個
しょうが 1片
イタリアンパセリ 1本
塩糀 大さじ1.5
オリーブオイル 大さじ1
作り方
- 鶏胸肉の皮は外し、熱した鍋に皮だけ入れてパリパリに両面を焼いて油を出す。
- オリーブオイルを入れてしょうが玉ねぎのみじん切りを炒める。
- 2.にレンズ豆(水に浸さなくてOK)を入れ、水を注いで塩糀を入れる。
- 皮を取り除いた鶏胸肉を入れ、火が通ったら取り出して大きめに割く。
- 鶏肉を戻し、塩こしょうで味を調えてレモン汁を絞り、レモンの皮を削って散らして、できあがり。
栗ときのこのフォカッチャ
材料
準強力粉 200g
塩 4g
砂糖 小さじ1/2
ドライイースト 2g
水 150ml
オリーブオイル 大さじ1
甘栗むいたの 適量
きのこ あわせて2パックくらい
(しめじ、まいたけ、しいたけなど)
あら塩 適量
オリーブオイル 適量
作り方
- ボウルにぬるま湯以外の材料をすべて入れ、よく混ぜる。
- ぬるま湯を加えて混ぜ合わせ、粉気がなくなったらラップをして10分おく。さっくりと混ぜてラップをして再度10分おき、さっくりと混ぜ合わせてからラップをして30分〜1時間程度、2倍に膨らむまで発酵させる。
- 打ち粉をした台に取り出し、3つに折りたたむ。オーブンペーパーの上にのせて、1.5センチの厚さにのばし、指で数か所穴をあける。
- 炒めたきのこと栗をのせ、塩をふって、オリーブオイルをひと回しし、200度のオーブンで20分焼く。
真藤 舞衣子
maimai
MAIKO SHINDO
山梨と東京の2拠点居住。山梨市のカフェ「Sustainable table my-an YAMANASHI」オーナー。料理教室、メディアで活動中。
「てててTV」(YBS)金曜コメンテーター。
http://my-an.com