SME 3009 復活計画
前にテクニカのアームが付いていたDENON DP3000のアームベースの穴を広げてSME用にする。このお約束の穴を開けがいつも大変。
SMEを DENON DP3000にセット。相変わらず調整が難しいアーム。
久々のSMEなのでほとんど設定を忘れている。
カートリッジはV15タイプIII とりあえず音出ししたが、
ハムも無く問題なさそう。これから細かいところを詰めていく。
だんだん思い出してきた。
この復活計画、一番大変だったのは、
家のあちらこちらに仕舞って忘れていた、関係する部品や調整道具などを全て集めること。
5年もほっといたターンテーブルだから最初は回転が安定しなかったが、
回しているうちに安定してきた。この基本性能はさすがだ。そしてこの雰囲気。ジャズの香りがする。
なぜ突然SME
SMEを復活させようと思ったのは、昨晩C-1の広告でも出ていないかなと古いスイングジャーナルを引っ張り出してみていたら西条和尚のジャズ喫茶行脚の最終回(’ 74 11月号)に一関ベイシーが掲載されていた。写真の菅原さんも若いなぁと思いつつ使用機器の欄を見たらDENONのDP3000にSME3009 S2と出ている。LINNのLP12の前はDP3000を使っていたというのは知っていたが74年頃はDP3000だったんだ… と両方うちにあるじゃん!しかもタイプIIIも!と閃いた。当時のベイシーの音にオマージュと訳ではないが、ムクムクとオーディオ熱が湧いてきた。このところどうもオーディオに燃えてないなと思っていたところ先週から555、C−2、SMEとDP3000と神の啓示?全ては繋がっているから不思議。でもなぜ今までDP3000にSMEを組み合わそうと思わなかったのかな。ジャズ喫茶の定番だよね。
さあ戻ろうあの時代に。
「smeの設定が難しい、難しい、難しい」
という書き出しを何度も読みました。3009 s2 improvedは普通のトーン・アームです。特に、設定に難しい点は無いと思う。
盤面に対して、レコード針のトラッキング角度が設計値になるようする。通常は、アームパイプを盤面に平行にすればいい。
後は、メインウェイトを回し、ゼロバランスを得る。必要な針圧を加圧する。それだけです。
ラテラルバランス。s2シェルやそれに近い重さのシェルを付け、軽針圧用のフォノカートリッジを取り付けた場合は、殆ど触る必要はない。アンチスケート。私は中心から一こまの位置で動かさない。