山梨には全国でも稀な丸石を祀る風習がある。特に僕の住む峡東地域には多く、町のいたるところに丸石の道祖神がある。なぜ丸石を祀るようになったのか未だ定説もないらしい。そもそも丸石が無ければ丸石信仰も生まれない訳で、この地域には大きな丸石がなぜか数多く産出されたことは確かだ。山梨市の七日市場には直径110cmの丸石も祀ってあり、近くに石森山という巨石の山があったりする。この石森山も畑が広がる平地に突然石の山があるので不思議な山だと前々から思っていた。民俗学の世界では、この丸石信仰は結構有名らしく、この丸石群を訪ねてくる人も多い。山梨に住んでいると、どこにでもあるので誰も気に止めない丸石だが改めて不思議な物体だなと思っている。
写真は甲斐市の丸石。こちらの丸石は石工が丸く磨いたという記述が明治時代の民俗学者 山中共古の甲斐の落葉という著作にある。

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