桃源郷ジャズ日記その226(ナカミチ、ナカミチ)

Nakamichi LX-3 中期ナカミチの2ヘッドカセットデッキ。
Nakamichi 700のデッキの流れから生まれたクールビューティデザインの一台。
普段使わないスイッチは右のパネル内に収まる。
今までナカミチの2ヘッドは使ったことはなかったが、基本的に上級機器とテープ周りのメカは変わらないのと
Nakamichiオリジナルメカ(この後、三共製のOEMになる)なのでどんなものか興味はあった。
何よりもCD登場直前(1981年)のデッキなので
音作りもアナログの音が基準になっていると思って機会があればと思っていた。
運良く?ジャンク(イジェクト開きません。再生、早送り、巻き戻しできません・・・パネル青錆びで緑色!)の格安を見つけ小脇にかかえて持ってきた。何とかなるのかしら?
トップパネルを開けてイジェクトの不具合は一分で直った。
単にボタンが奥に入りすぎてストッパーが噛んでいただけ。
キャプスタンのベルトも切れて(溶けて)いないし、これはいけるかな?
と思ったら案の定ヘッドはうんともすんとも動かない。
ヘッドが上がらないとしたら固着か作動カムのギアが問題。
手でカムシャフト動かすとヘッドは上がる。
この頃のナカミチのメカは、モーターが動いて輪ゴムみたいな細いベルトを伝わりカムを動かす。
どうもモーターは空回りしてベルトは動かない。カムが重いのか?何か付加がかかっているのか?
さんざんここで悩んでしまった。一時間ほどからかって、どうも思わしくない。
もしかしたらモーターが空回ってるのだからベルトが劣化して滑っているのかもしれない。
ベルトを外してみた。ここで原因が判明。外したベルトが普通は円くなるものが卵型に変形している。
長いことそのままの状態で止まっていたからベルトが変形してしまったのだ。
本当は、新品のベルトと交換するのが一番。しかし運良く同じ長さのベルトがある訳もなく・・・
ここで裏技(ごそごそ・・・)直った!ちゃんと動作するようになりました。
やれやれと早速結線。音だしをする。
これは・・・!? うちのデッキで一番二番をを争う音。
2ヘッドなのにさすがナカミチ。Nakamichi 1000に次ぐ勢い。
録音をしてみた。これもまた良い!中音が充実していて音のバランスがいい
あの頃の音がする。空気感がアナログ(レコード)の音。
それにしてもカセットデッキって本当に微妙なバランスで成り立っている。
ゴムベルトのちょっとしたテンションの違い、まるで糸ドライブの様。
基本的には磁気ヘッドの性能もあるのだろうけど分からない。
音作りのノウハウってどこで決めているのか?僕がデッキに魅かれるのもその微妙なところなんだろうけど・・・
 

パネルも磨いて美しさが甦ったNakamichi LX-3 このスクエアなデザインがいい。
直った直後の音出し風景。

ナカミチにしてはシンプルな回路設計(余計なものがない)っていうのもいいのかな。
 
 

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