桃源郷ジャズ日記その238(サンスイ)

山水電気が倒産したことをフェイスブックを見て知った。
僕がはじめて買ったちゃんとしたアンプはサンスイのAU-D607だった。
あのマットブラックのパネルにボリュームの赤いストライプが印象的なアンプ。
当時このアンプが出た時、アッと思った。無骨なサンスイがとても洗練されたアンプに生まれ変わったのだ。
まるでNikon F3のイメージ。この頃もうF3は出ていたのだろうか?いやまだF2だったはず。
そう思うとかなり日本人の心をくすぐるデザイン(質)のアンプだったんだろう。
ぎっしり収まったトランスがとても頼もしく思えた。
音も値段の割りに(69800円だから安い!)とても満足のいくものだった。
日本のプリメインアンプの中でも銘機として名を残すアンプだと思う。
何よりもあのアンプを思うとあの匂いが甦る。
初恋の思い出の匂いに似ている?甘酸っぱい記憶の匂い。
不思議なことに僕は匂いで記憶を呼び起こす。
JBLもQUADもTEACのCシリーズもNakamichiも同じ匂いがする。
憧れの匂い。
あの操作の感触はまだ手の中に残っている。
またあのアンプを手元に置いてみたい。

そんな僕が使っているRCA2A3の真空管アンプのトランスはサンスイ橋本トランス。
やっぱりジャズはサンスイだね。

フォノの昇圧トランスもサンスイ。
これは矢崎さんからお借りしている。これも縁かな。
 

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