子育てCOLUMN


この笑顔を守りたい。優しさに包まれた、しあわせな子育ての日々。

 ある日の図書館。目を輝かせながら絵本の世界を楽しむ男の子と、その姿を優しく見つめるご両親。微笑ましい休日のひとコマだ。

 夫の転勤を機にこのファミリーが松戸市に転居してきたのは、2018年。それは、お子さんの誕生と重なる時期だった。「親戚も知人もいない、知らない土地へ引っ越して初めての育児をしていくことに不安があり、転居先を決めるにあたっては色々情報を集めました」。その中でご夫妻は、松戸市には医療をはじめ子育てに関わる様々な支援制度があり、保育や教育環境等も充実していることを知った。さらに、子育て世代の満足度ランキングでの高評価も安心材料になり、松戸市を選んだそう。

 松戸市に来てからは、乳幼児とその保護者のための施設「おやこDE広場」をよく利用するようになった。「スタッフやママさんたちと親しくなったり、助産師さんに育児相談ができる機会もあり、初めての育児に対する不安感もやわらぎました」。パパサークルにも積極的に参加しており、「父親が育児に参画する大切さを実感できる良い機会になっています」と充実した表情だ。

 お子さんも2歳になり、これまでを振り返ってご夫妻は「松戸の人の温かさをたくさん感じています。一生懸命歩く息子に『がんばれ!』と声をかけてくれたり、地域全体が温かい目で見守ってくれていると感じます」と思いやりに感謝。安心して子育てをするためには、親も子も穏やかな心でいられる場所と、不安な時や困った時に手を差し伸べ寄り添ってくれる人や場所が必要だ。ひとつのファミリーの幸せのかたちを通して、あらためて子育て環境の重要性を感じた。「これからは、松戸市の豊かな自然と触れ合うために、息子とたくさん外遊びを楽しもうと思います」と語るご両親。その真ん中で男の子が見せる満面の笑みが、ひときわ輝いていた。