すきっとした茶杓が削れた。自作の志野筒茶碗と。
もともと茶杓は、象牙が使われていた。
それを竹に置き換えたのは利休の時代になってから。
はじめは竹の蓋置きや竹の花入れと同じで
その場限りの使い捨てに近いものだったと思う。
青竹で削ったりしたこともあったろう。
それを記念に持ち帰り大事にとっておくために拭き漆をして保管した。
その頃の銘は何々様へという送り銘が多い。
この頃の茶杓は折りためとも呼ばれていた。
そんな自由さが本来のお茶だと思う。
そんな気分で削ってみました。




今日も茶杓を削る…
寒いせいか曲げで苦労する。
刀(切り出し)は右刃と左刃を使う。
この刀は15年前に千秋橋のたもとの大工道具の専門店を通じて
越後の名人(長谷川幸三郎さん)に作っていただいた。
全国あっちこっち良い刀を探したが出会いは何のことはない山梨にあった。
道具屋の佐藤さんが大工道具に精通していて、
良い刀が欲しいのならこれを研いでごらんと研げなきゃ頼めないよ。と試された。
一生懸命研いで納得してもらい、それではと頼んで作ってもらったのがこの刀だ。
今だかって刃こぼれひとつしない。
その幸三郎さんも亡くなったしまった。
僕が山梨に来たのはこういった素晴らしい出会いのためかなとつくづく思う。


良い刀だと削り跡も品がある。

樋の深い白竹の正調な趣の茶杓。蟻腰。
iPodをアンプに繋げECMのレコードをシャッフルで流しながら茶杓を削る。
今日は暖かいのでこの場所が気持ち良い。
こんな時iPodは手軽で便利だ。乗っている時レコードやCDだとかけ替えるのも面倒だから。

良い杓が削れた。樋の深い古風な茶杓。

今日は穏やかな最良の時を過ごした気分。
歳?のせいか年々寒さが辛くなっている。
帰ってくるとコタツから離れられない。
コタツのお供はiPodとSTAXのイヤースピーカー。
iPodの純正イヤーフォンも手軽で良いのだけれども、
ハイ上がりで落ち着いては聴いていられない。
STAXのイヤースピーカーはコンデンサー型のイヤーフォンだから
増幅アンプが必要なのでかさばる(iPodより大きい)のが難点だけど
このコンビ本当に良い音です。

今日凍えそうになりながら薪能を見てきた。幽玄の世界。
生きているのか死んでいるのか…その狭間の世界。
これって音楽に浸っている時もそうなのではないか。
キースのNUDE ANTSを聴きながらちょっと思った。

今更ながらiPod。しかも初期型。
初めてのiPodを持った。これがなかなか良い。
音は信用していなかったのだが(カセットウォークマン派だった…)
すっと違和感なしに聴くことができた。
これは信じていいのではないか?
新しいiPodの音は知らないけど(iPhoneも含めて…今度娘に聴かせてもらおう)
このHD内蔵の重さとカセットテープと同じ大きさ(ちょっと小さい)が心地よい。
一番嬉しかったのはこの表示!モノクロで文字だけ!
懐かしのシカゴフォント。Macと言えばこのフォントだよね。

イヤーフォンも初期のオリジナル。
このiPodの音は何を基準に音づくりをしたのだろう?ウォークマン?
2013 あけましておめでとうございます
今年も!JBL このD130とバックロードを信じて日々ジャズして行こうと思います。

それにしても年を重ねるごとに愛着が増す。飽きない音。不変の音。
それでいて可能性を感じさせる音。
僕の原点であり、終着でもあるのかもしれない。
穏やかな大晦日。面倒で先延ばしにしていたシェルの交換を・・・
何といっても老眼がはじまっているからこのカートリッジ交換が一番辛い。
今まで素性の分からない(悪くはないのだが)シェルがMC20に付いていたのだが
せっかくだからシェルもオルトフォン製にしようというもの
ただ前のシェルにハンダでリード線が直付けだったから面倒であった。
暮れの暮れで重い腰を上げて?一番軽いモノの交換だ。

老眼鏡をかけて何とかMC20を外した。これを上のオルトフォンのシェルに付ける。

うんブルーチップが良く似合う。

この真っ直ぐな指かけがかっこいい。
さてアームの調整もしなくちゃね。





