岩崎千明さんがスイングジャーナル(1973年4月号)で
JBL(山水)のシステムを組み合わせている写真を見てうれしくなった。
久しくこんなワクワク感をオーディオの雑誌から得てないなぁ。
何が違うんだろう?変に取り澄ましていない?オーディオはもっと自由なものだったはず。
なんか最近の記事を見るとお金ばっかりかけた高級機器をおじさんたち(僕もおじさんだが)が
自慢しているようにしか思えない。何百万もする機器でそんなに音が違うの?
もっと違うところに本当の音があるはず。あの頃の音に今の音が本当に勝っているのだろうか?
とそんな高級機を聴いたことない僕はやさがまんでも自分の愛すべき機器を育て上げようと思う。

岩崎さんの写真を見ると元気づけられる。
という訳で何となく昔の雑誌風に写真を撮ってみました。
風邪で寝込んだおかげ?で今日は一日部屋で音楽を聴いていた。
レコードを聴いて、CDを聴いて、カセットテープを聴いて、今寝る前にレコードを聴いている。
アンプは一日つけたままだった。こういう時間が久しくとれなかったから良い機会なのだろう。
生産的なことは何ひとつやらなかった。でもあらためて見つめ(聴き)なおすことはいいことなんだろうな。



先週、迷い込んだ路地。


今日最後にかけたレコード。キースの心の瞳。
寒い一週間のせいか、子供の風邪がうつってしまったのか2年ぶり?に風邪をひいてしまった。
不覚だな。元気だけがとりえなのに・・・
熱はないので根性で早く治さなければと元気づけに久々これも何年ぶり?オールマンを聴く。
それというのも朝会社に行く途中、FMでピーター・バラカンさんのウイークエンドサンシャインで
オールマンをやっていたから。風邪でくらくらしていた頭があのスライドギターで覚醒したって感じ。
良い音楽は元気をくれる。懐かしい青春のエリザベス・リードを聴こう。


無骨だけれどきりっとしたパイオニアのシェル。マイナスのネジもいい。
MC10のさりげなさに似合っている。
繰り返しチックのクリスタル・サイレンスを聴く。
こんな時はCDのリピート機能がうれしい。
この曲のチックのピアノは美しい。ゲイリー・バートンと寄り添いながらひいている感じ。
ジャケットを見ながら山の空を思い浮かべる。良いジャケットだな。
ポリドール発売のこのCD音もいい。
レコードも良いけどこのアルバムはCDが似合うかもしれない。

オルトフォン MC10 MkⅡ
オルトフォンのカートリッジの中でも一番地味でシンプル。でもこのさりげない佇まいがいい。
音もほどよいバランスでちゃんと質感を表現してくれる。
ベーシックな良さに滲むヨーロッパの空気感(テイスト)かな。


MC10に荒井由美のミスリムが良く似合う。
ユーミンの歌声ってすごく微妙なバランスなので一番音の変化が分かる。
特にこのミスリムがどれだけあの時代を表現してくれるか。
聴いていてあの時代の空気が流れれば正解。
MC10はそういうことが得意なのかもしれない。
電車で行くのはもう何年ぶり?

構内にユニクロもあった。

もう何回も通ったこの界隈。こまごましたお店は変わっているけどその実何にも変わっていない。
自然と体(感覚)が覚えているから迷わない。

目指すは・・・・変わらずにあるはずのディスクユニオン。

あったあった!もう20年以上この場所。

あれジャズ館はどこだ?ジャズ館があった場所はロックに変わっていた。
昔はせまい階段を登って3階が中古レコード売り場だった。

ここか?と思ったらレコードは右隣のビルの3階に移転していた。
なぜかこの赤と黒の看板にときめいてしまう。これは直らないだろうな。でも変わっていなくてほっとした。



小脇に赤と黒のビニール袋を持ってにんまり。あずさに間に合った。
いつも電車ぎりぎりまでレコードを探しているからここでやっと一息。
この体験って10年ぶり?年食ってもやってること変わんねなー。
突然の来訪。
僕の真空管アンプの製作者であり、糸ドライブのターンテーブルを薦めてくれた
アンサンブル工房の矢崎さんがサウンドハウスハーモニーに寄った帰りにはじめて我が家を訪ねるという。
5時頃行くよ。と何の心の準備もなかったから、あせったあせった。後一時間もない・・・
アンプには灯を入れてあったから安心だが、今日プレーヤーは、午前中少し鳴らしただけだ。
とにかく部屋を片付けて、コーヒーの豆を挽いた。
こんな時何をすればと考えたが、あえてレコードはかけずにテープを鳴らしてスピーカーとアンプを慣らしておいた。
音のバランスは良さそう。
いつも矢崎さんのシステムの何とも言えない良い音を聴かせていただいている身とすれば
抜き打ちのテストを受ける気分。矢崎さんとはシステムとはスケールも違うけれど、それなりの音は鳴らしたい。
それが日頃色々啓示いただいてている恩返しだと思う。
救い?といえば突然で時間がないことだ。何をするにも開き直るしかない。
「やぁこんにちは」矢崎さんが道案内をしてくれたオーディオ仲間のMさんとニコニコしながらやってきた。
「どうだい糸ドライブのモータの調子は?ちゃんと回転が合いますか?」
とさっそくターンテーブルのほうに近づく。ターンテーブルは慣らし回転をしておいた。レコードは乗っていない。
昨晩録音したカセットテープからエバンスが流れている。
「音の抜けがいいな。この部屋だからかな?」
そう我が家は無意味な吹き抜けが唯一のとりえ?無駄な空間といえばそうなのだが
この部屋のおかげで音がこもらない。
「レコードをかけますか?」とりあえず様子をみるために無難なピアノトリオを選んだ。
しかしなぜか最近全然聴いていないミシェル・サダビィ(はて?これってどんな音だったっけ)
針を落とす手が震える。「コーヒー入れますね」
案の定、ほどほどの音がなっている。その間。しげしげと装置を眺める矢崎さん。
「何だかそうやって見られると緊張しますね」
むずむずしながらコーヒーを入れる僕。
「ちょっとモーターの位置を上げたほうがいいな。プーリーの上に糸があたると切れやすくなる」
「そうかそれで下のほうがテーパーになってるのですね」
その場でモーターの台にゴム板を少しかました。すると糸はするすると下りてくる。
「この位置がいいんだよ」僕がレコードをかけなおそうとすると「キャノンボールが聴きたいな、ありますか?」
来た!リクエスト。矢崎さんはキャノンボールが好きだ。僕はブルーノートのサムシンエルス選んだ。
ボリュームのレベルを二つほど上げる。
ズンズクズンズン・・・・突然マイルスの鋭いミュートが部屋を切り裂く。
部屋の中が一瞬静まり返る!?そんな気がした。息を呑む。
・・・・・・・・・・・
厳かなマイルスのテーマ。
満を期してキャノンボールのみずみずしい華麗なアルトサックス。
ほっとため息が出る。
矢崎さんは一番良い場所で正座して耳の高さを合わしている。
「やっぱりジャズはジムランだな」矢崎さんがぼそりとそう言った。「ウーハーはD130か・・・」
うれしい!完璧な音じゃないにしてもそう思ってくれただけで僕のジャズへの想いは伝わったのかもしれない。
その後色々ジムラン(矢崎さんはJBLを懐かしいこの呼び方をする)の話(バックロードやら逆相の話)で盛り上がり
一時間ほどでご帰宅になった。
帰り際に良かったですか?と訊ねると
「良かったよ!もう少し音に広がりが出るとさらにいい。
プレーヤーが置いてある台をもっと頑丈にすればいいな。ちょっとそこが気になった」
やはりそれは気になっていたところ。次の目標です。でも合格点はいただけたのかな?
それにしても自分の音を聴かれることは人格をさらけだすのと同じこと。
決してお金をかけた良い機器が良い音を奏でるとは限らない。
どこに自分のこだわり(夢)を乗せるかだ。日々精進が必要。
マイルスのミュートの響きが頭に残っている。あの音は忘れないだろう。
まだまだ夢はつづく・・・
山中湖のわかさぎの穴釣り。
こんなに山中湖が凍るのもここ何年かなかった。やっぱり今年は寒いんだ。

見事に凍っています。向こうにわかさぎを釣っている人たちが・・・
氷の上、初めはビクビクだったけど慣れるとスイスイ気持ちよかった。

みんな楽しそう!いいなぁ僕も釣りたかった。富士山もすっきり。

釣り上げたわかさぎもすぐに凍ってしまう寒さだったけど。釣れたら寒さも忘れてしまう。
かわいい二人にポーズをとってもらった。

デザインが素敵なYAMAHAクールビューティK-1dを久々に引っ張り出す。
メインのシステムにつなげてキャノンボールとエバンスの一枚を録音。
落ち着いた音がYAMAHAらしい。けっして派手じゃないけど良い音だなと感心。
思えばメインのシステムで聴くのははじめてかもしれない。QUAD44と相性が良いのか?
高域を欲張っていない分SNもいい。ほどほどのよさって大切。
ちはやふる・・・
audio sharingの宮崎さんが前に感心していたこともあって読んでみた。こりゃおもしろい!
しかも百人一首が題材なんて!青春と夢と恋をカルタにかける情熱に感動。
カルタで日本一になったら世界一だろうと言う言葉にうなづく。
僕もそんな気持で茶杓を削ってました。
画一的な勉強ができて良い大学(会社)に入っても百人一首のカルタで一番のほうが世界で誇れると思う。
どんなことでも道を極めるってとても素晴らしいことだと思う。途中であきらめたらだめだよね。


糸ドライブの細かい調整をしていたら週末になってしまった。
トーンアームの高さやらの様子を見ながら(聴きながら)少しずつ詰めてはまた引き返したり・・・
色んな音楽を聴いてそのうち気にならなくなったら(面倒くさくなったら?)終わり。とこの辺で・・・
二ール・ヤングのハーベスト。とてもノーマルなサウンドが心地よい。こういう録音の音楽って最近ないなぁ。
心に響きます。僕が持っているのはパイオニア日本盤だけど音が良い。
二ール・ヤングも一途な人だと思う。



