桃源郷ジャズ日記その12(とげまる)

オート三輪ミゼット。やつれたミントグリーンが輝いていました。
もう何年ここに置いてあるのだろう?
僕の中では風景のひとつになっている。いつまでも置いてあるといいな。


日本が夢に向かってまっしぐらの頃の自動車。いちおうハンドルがついているんですね。この間のバス旅行で、聞いた話だけど初めてオート三輪が部落に来た時、こんなの簡単だとおじいさんが運転して大きなケヤキに即ぶつかっておしゃかにしてしまったそうな。大らかな時代です。

スピッツの新作「とげまる」。遅れてファンになった僕。8823(ハヤブサ)を初めて聴いた時、ポリスみたいだなと気になった。
それから新作が出る度、聴いていいますけど、これはおじさんの歌ですね。(おじさんといっても僕ら40代の歌。同年代の歌です)草野くんの声がとてもいいです。最近、僕と同じ美大の同じ学科出身と知ってビックリしました。まじめに大学に通っていたら会えたのかな。
と言う訳でこのミゼットなんだかスピッツの歌のイメージに合うんだよね。

2010-11-23 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その11(枯葉)

秋も終わり。今年の秋は、例年より短かった気がする。
気がつくとめっきり寒くなり、枯れ葉の季節。富士山も本格的に雪化粧。

本栖湖の竜ヶ岳の登山道も枯れ葉がつもっていた。
竜ヶ岳登山道は、富士山を見ながらトレッキングするにはとても良いコース。おすすめです。

家に帰ってブルーノートのサムシンエルスを聴く。ブルーノートの中でもこのレコードの一曲目の「枯葉」はとっても有名。
でも一番ブルーノートらしくないマイルストーンの一枚。
音が良いアメリカのクラッシックレコードが復刻したブルーノート盤です。
名職人バーニー・グランドマンのマスタリング。STEREOの金シールが当時のブルーノートらしくて分かってるなーと思います。日本盤の復刻もこれぐらい粋にやってほしい。

僕のステレオシステムのメインプリアンプはGAS(グレート・アメリカン・サウンドの略。凄いネーミング)これは70年代、鬼才ジェームス・ボンジョルノが設立したアンプメーカー。(この人の名前もとても怪しい)当時アンプジラと言うパワーアンプを引っさげて登場した。(アンプのゴジラと意味。とても日本びいきだったらしい)このGASのアンプ、音が良くてとても評判になったが・・・
僕が使っているプリアンプTHEOBE(セーベと言うのか?)はGASの中級機。サン・オブ・アンプジラ(アンプジラの息子。ミニラ?)と言うパワーアンプとコンビで使っていた。日本製のアンプと比べると作りは粗いし、いかにもアメリカン。(しかし中身は当時のハイテク技術でワイヤリングはいっさいない)このシャレのきいたネーミングといい、なんちゅうか?というデザイン。音がいくら良くても気に入らない人には絶対ダメだろうし、70年代当時の評価もはっきり分かれていた。
でも僕は OK ! ボンジョルノの狙い。この人は分かっていて、あえてこのデザインと作りでやっているんだなと思えるところ。外しの美学というのか遊び心というのかギリギリのラインですね。でもメカはこうでなくちゃと思います。ブルーノートの復刻でも言ったけど日本製が粋じゃないのは、こういったシャレがない所。
とにかく音楽を活き活き鳴らすこのGASのアンプ、音を良くするためにスピーカーの保護回路を無視した設計(結構ノイズも気にかけていなかった)だったためスピーカーを飛ばすケースが多発!いつの間にか会社が消えてしまった。かく言う僕もその一人。ある日アンプを点けたとたんボン!と言う大きな音とともに過大な電流が流れアンプのメーターが振り切れ!!左の JBLのD130のスピーカーのボイスコイルを飛ばしてしまった。(スピーカーの修理に5万かかりました(泣き)でもさすが JBL古い機種なのに4日で直してくれた!)そんなわけで今は怖くてパワーアンプはアムクロンを使っている(このアンプも音が良いけどね)
その後ボンジョルノは懲りずに2000年、アンプジラ2000を引っさげてSSTと言う会社で復活!(不治の病を煩っていたという噂もある)今度は保護回路もしっかり付けてです。でも作りとデザインは相変わらず70年代だった。音の質も変わっていないらしい。ボンジョルノただものじゃないですよね。
という訳で僕はボンジョルノの心意気にホレてプリのTHEOBEはしつこく使い続けているのです。僕も懲りない。

2010-11-20 カテゴリー: 未分類 コメント (4)

桃源郷ジャズ日記その10(BEATLES配信?)

ビートルズ iTune 配信!
11月17日から全13アルバムの楽曲の配信がはじまった。
前日からアップル(ビートルズもアップルでしたね)から予告があったので何かなと思ったけど・・・ちょっと複雑な気分。
パッケージなしで楽曲の配信だけで
どれだけビートルズの凄さが伝わるのだろうか?
曲さえ聴ければいいじゃん。と確かにそうなんだけど。どれだけ彼らが偉大だったか。
カルチャーを変えたのは、彼らの曲だけではないじゃんと思ってしまう。

「サージェントペッパーズ」このイギリスオリジナルMONO盤を15年前手に入れた時、カルチャーショックを受けた。今まで見ていた日本盤(東芝オデオン)や米盤(キャピトル)と全然違う。とにかく美しい。日本盤がキッチェな雰囲気でとても安物に見えてしまう。ジャケットはPP加工(ビニールコーティング)色も鮮明で日本盤の潰れた印刷とは大違い(職業柄こういう所はうるさい。日本盤の印刷が世界と同じレベルになるのは、80年代ぐらいから)

見開きのジャケット。インナースリーブもサイケなピンクカムフラージュ柄。このレコードで一番おしゃれな部分だな。こんな時代感覚がどれだけ当時ビートルズがとんがっていたか分かる。当時のレコードはそれまでみんなレコード会社の共通スリーブだった。ここまでオリジナルにしたのはビートルズが初めて。しかもペッパー軍曹の変身セットのオマケ付き。

裏ジャケに歌詞が載っている。これも世界初の試み。
レコードジャケットを一つの作品トータルパッケージ(マルチプルアート)にしてしまった。
これが彼らの偉大さ。
曲だけの配信で今の若い人がビートルズに初めて触れて何だかと思うけど。
それでも手軽に曲を聴いてもらうだけでもいいか。
でも本当の凄さを知ってもらいたい。
(実は音もオリジナル盤は全然違うんです。ビートルズのアルバムの中でも好きじゃなかったサージェントもオリジナルのレコードを聴いてビックリ!これはロックだなと思いました)

2010-11-18 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その9(ホテル・カリフォルニア)

先週末、組のバス旅行で観音崎に行った。連れていかれて気づいた懐かしい場所。
僕の実家は横浜にある。学生の頃、観音崎には良く遊びに行った。
何かあると海のそばに行くのは若者の常。
観音崎は灯台が有名。それでも初めて灯台にのぼった。あんなに良く来ていたのにそんなもんだ。


家族が望遠鏡を見ている(灯台の上から)

帰り道、とても夕焼けがきれいだったのでバスの中からバシャバシャ写真を撮った。
山梨に居ると海の夕焼けはとっても新鮮。向こうに見えるのは江ノ島かな?

山梨に住むことになって、海辺の喫茶店で「山梨に行くんだ」分かれ際に言った時、流れていたのが、イーグルスのホテル・カリフォルニア。この夕焼けを見ていたら思い出した。もう25年も前の話。

12弦ギターの後にドラムがダンダンと入るところでいつもトキめいてしまう。言わずと知れた名盤。僕にとってのカリフォルニアは横浜だ。(カリフォルニアには行ったことがないからね)

2010-11-16 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その8(Melody Gardot)

晴耕雨読11号が発刊しました。
今号は、「作って、食べて、暮らすこと」がテーマです。
こんな時代だからこそ、元気がでる誌面づくりにしました。(スタッフも若返ったしね)
ぜひ読んでください!

ハズレ!ダイヤモンド富士。
山中湖に取材に行きました。今は丁度ダイヤモンド富士の季節。
正式には、富士山頂に落ちるのがダイヤモンド富士ですが、ちょっと外れた場所で撮ったので・・・
(ジャストの場所はカメラマンでいっぱいでした)時間は午後3時50分です。

そして紅葉のライトアップへ。今が見頃です。今年は例年より遅れています。
それでもライトアップされた紅葉はとても美しい。
自然の美しさに素直に感動するのも年のせいなのかなと最近思います。


秋ということで、最近お気に入りの一枚。空気感が生々しいです。声も好き。

2010-11-12 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その7(Nakamichi1000)



花が満開で毎日庭を見るのが楽しみだった(いいかげんに植えたのでどんな花が咲くのか分からないのが難点)のもつかの間ブログをアップするのをサボっていたためひとつき遅れの報告になってしまった。今はこんなに咲いていません。
明日は晴耕雨読のメンバーと我が家でカレーづくり!どうなるか楽しみ。
ガラードの太いガッツのある音を聴いていたら、CDでもこんな音にならないものかとカセットに落として聴くことにしてみた。
僕が青春時代、音楽ソースの大部分はカセットテープ、レコードを借りては録音して聴く、FMから録音しては聴く。そのころのテープがまだソーコにいっぱい残っている。所詮僕が聴く音楽は、その時代のものがメインだし、再生装置も全て70年代。CDの音が馴染む訳がない。根本的にそこに問題があると思った。CDの音は僕の時代に馴染まないのだ(CDの音が悪い訳ではない)CDやデジタルが今の音ならば、アナログの時代の音は、その頃の装置で聴くのが自然だし、その時代の音がするものだ。

ナカミチ1000、当時カセットテープで2トラ8の音を目指して開発されたカセットデッキ。カセットデッキで初の3ヘッド機だった(録りながら、モニターができる)とにかくでかい、重い。それでも太い、強い音が出る。なんせ、目指した基準が2トラ38ですから。ナカミチ(当時はナカミチ研究所といっていた)の社長が背中にしょってアメリカを巡り、音の良さをPRしたそうな?こういう製品を見ると、その頃の日本には夢があったなと思います。

当時のこの製品にかけた物量が見て分かるアンプ部と回転部。案の定ゴムベルトが切れていて、再生不能を修理。ぴったりのゴムベルトを探すのにいつも苦労する。取りあえずピッタリのがないので、長いのを短く切って瞬間接着剤でくっつける。それでもしばらくは大丈夫だが、長くはもたないので早急に探さなければ。でもカセットデッキって本当に危ういバランスで成り立っている。日本人は、こういった曖昧なものをキチンと製品化するのだから、たいしたものだと思う。

2010-7-9 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その6(花桃の下で)

このジャズ日記が桃源郷なのは、ジャズを聴いていて桃源郷に浸る意味もあるけど、僕の住んでいるところが、本当に桃源郷なんです。今まさに桃の花が満開。一面がピンク色に染まっています。
僕がこの地に住むことに決めたのもこの桃の花の見事さに圧倒されたから。こんな素敵な場所が日本中ほかにあるのかしら?桃は昔中国では、不老不死の薬としても珍重された縁起ものなんです。孫悟空が桃園の番人をしていたのも貴重な桃を守るため。
僕の家の近くには、そんな中国の花桃の苗をいっぱい植えた花桃園があります。花桃の数では日本一だと思います。花桃を植えたのは、「皓一さん」で、僕がここに住んだのも「皓一さん」の紹介があったから。何年も前から一生懸命花桃を植えている「皓一さん」をずっと見てきて本当に感心します。最初はみんなどう思ったのでしょう?実のなる桃を切って見るだけの花桃を植え始めたのですから。花桃園は少しずつ大きくなって今はとても見事になりました。僕はそんな「皓一さん」を「ロマンの人」と尊敬します。

花桃がとても似合う娘と(親馬鹿)
今が見頃です。場所は笛吹市一宮下矢作。

2010-4-5 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その5(ガラード401)

大阪で見つけたリキテンスタインのビル。ドットのビルにドットのリキテンスタインなんて思わず写真を撮ってしまった。
僕らの年代はPOP ARTと言うとこのリキテンスタインとアンディ・ウォホールがアイドルでした。彼らも当時の彼らのあこがれをそのまま作品にした。そんなシンプルな考え方が好きです。今の時代みんなは何にあこがれているのだろう?ちょっと冷めすぎていませんか?

リキテンスタインはコミックの気に入った部分を拡大してそのままキャンバスに写した。印刷の網点もそのままにだ。吹き出しの言葉がそのままその作品のタイトルになっていたりして、選ぶという行為がアートになることが当時新鮮だった。何をチョイスするかが大事です。

問題のガラード401の50Hz用プーリー。なかなか401用が見つからない。しかたなくガラードだったら301タイプでも何とかなるだろう!と手に入れた301のプーリーだが、何と401と301では、留め金の位置が上下逆!(何でわざわざ変えてあるのだろう)401は下で止めて、301は上で止めるようになっている。
このままでは、取り付けることができない・・・・と考えたのが、な〜んだ逆さに付ければいいんじゃん!そんな訳で僕のガラードは45回転に合わせると33回転で回り、33回転に合わせると45回転になります。聴く分にはなんの問題もなしです。(上の写真が逆さに付けた301用プーリー、右に置いてあるのが401用プーリー)

快調に回っているガラード401。回転数を合わすレバーは45だけどね。

2010-3-17 カテゴリー: 未分類 コメント (3)

桃源郷ジャズ日記その4(ガラード401)

ハニーストーンの石積みを取材にシンプリーさんに行ってきた。イギリスでは、この石積みもきちんと協会があり、ライセンスが得られるそうだ。こうやってきちんと文化を守っていこうとする姿勢は素敵だ。
僕も最近イギリスのガラードというレコードのターンテーブルを手に入れた。40年以上の前の物だがきちんとメンテナンスさえすれば立派な音を奏でる。
中を見れば、エレクトリックのかけらもなく、オイルのなんともいえない臭いがする。ほとんど機械仕掛けだ。
ハニーストーンの石積みを見てガラードのターンテーブルの物としてのありかたに繋がるなと思った。「自分で手をかけて大事に育ててください・・・」
今、作られている製品のほとんどが完成されたもので、僕らは手をかける余地すらない。壊れたらお手上げ。調子が悪かったらクレーム対応。これでは自分に合わして使いこなす(物を育てる)ことなんてできやしない。壊れたら新製品を買ってくださいなんてばかげている。
イギリス人がいつまでも自分たちの文化を守ろうとする頑固さは、見習わなければならない。日本人だって負けてはいませんよ。

これがイギリスから送られてきたハニーストーン。くわしくは、春発行の10号で紹介します。

ガラード401 いかにもイギリスという質実剛健のつくり。キャビネは、自分でジグソーを使って、くりぬいてつくりました。401に手を出したのは、このキャビネをつくりたかったのが一番の理由。ターンテーブルにストロボスコープがのっかっているのは訳がある。

このガラード401は60Hz仕様のため50Hzの地域では回転が合わない(少し遅くなります)という訳でプーリーとターンテーブルは、50Hz仕様に変えないといけない。ターンテーブルは、まぁ我慢することにしても(それでストロボスコープがのっかっている)プーリーは何とかしなければボーカルが聴けません。横にチラッと見えてるのが問題のプーリー・・・・

2010-3-10 カテゴリー: 未分類 コメント (0)

桃源郷ジャズ日記その3

僕は、レコードプレーヤーにDENONのDP−3000を使っている。このプレーヤーは、ダイレクトドライブ方式のプレーヤーとしては、初期に発売されたもので、多分70年代の初め頃だったと思う。まだ、ターンテーブルは、ベルトドライブが主流でSNの良いダイレクトドライブが民間用に発売されたと当時は話題になり、けっこう色々なところで使っている人を見た。でも現在のプレーヤーと比べるとけっこう危ない作りで回転を制御するのもクオーツではなく、ACサーボでちょっと不安になってくるのだが僕はとっても気に入っている。
今はみんなCDを聴いているので、こんなことは気にしていないと思うが、いまいち僕にはCDの音は、(きれいな音で安心して聴いてはいられるのだが)心に響かないのだ。どうしてレコードのほうが心に響くのだろうかと思っていたのだが、最近、何となくアナログの良さは、音に「ゆらぎ」があるからじゃないかと思った。微妙な音の「ゆらぎ」がCDまたは、最新のプレーヤーと比べてあるのじゃないかと。
DP-3000のストロボの回転ピッチを見ていると微妙に回転が震えているのが分かる。これが正確に「ゆらぎ」もなく、きっちりスムーズに回転すれば、それは理論的には良いに違いないがきっとCDを聴いているようなつまらない音になるように思える。DP-3000のACサーボのいいかげんさが、ちょうど絶妙に音に奥行きをもたらす「ゆらぎ」を作り出しているのではないか。これが、後期のクオーツ制御になると、ちょっとつまらない音になってしまうのだ。レコードを聴きながらこんなことを考えてしまうのは、僕が聴いている音楽がアナログの時代に作られたものばかりだからか。手軽で誠実さのない今の音楽の聴かれ方の反発なのだろうか。
そんなこんなで、しつこくDP-3000を使っているのだが、このプレーヤーのちょっとレトロなデザイン、特にプラッスチックのスイッチの古くさい柔らかな質感がとっても好きです。
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デンオンDP-3000のレコードプレーヤー キャビネットの木調が偶然ヤマハのアンプと同じなので並んでいるとしっくりきます。 だいたいプレーヤーはハウリングに悩まされるのだけど全然ハウリングが起きない優れもののキャビネットです。音の重心が低い良いプレーヤーだと思う。
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カートリッジは、デンオンのDL103定番ですね。
さすがにプレーヤーと相性がいいのと変な個性がなく堅実なところが安心できる。
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ブルーノート4099番 グラントグリーンのサンデイモーニング。
B面の最後にSO WHATをやっている!マイルスのカインド・オブ・ブルーより
黒くてファンキーなSO WHATがとても素敵だ。

2008-2-25 カテゴリー: 未分類 コメント (9)

晴耕雨読